2023年11月27日、フィンランドのXR企業「Varjo」は3年ぶりに新製品「XR-4」を発表しました。その本体価格は日本円にしてなんと約65万円!
今回はそんな高級ヘッドマウントディスプレイに隠された秘密に迫ります!
「XR-4」とは
ヘッドマウントディスプレイといえばMeta社のMetaQuestシリーズやApple社のVision Proなどが有名ですが、皆さんは「XR-4」というデバイスを聞いたことはありますか?
このデバイスはXR業界の最先端を駆け抜けるヘッドマウントディスプレイメーカーのVarjoが、3年ぶりに発表した新製品です。この「XR-4」は、人の眼レベルの解像度を実現することを目標に4K解像度のディスプレイを両目に採用し、その驚異的な性能でAppleの「Vision Pro」をも凌駕する存在となっています。
「XR-4」の特徴
主に法人向けの製品
この製品がこの価格設定となっている理由。それは実は「XR-4」は、主に法人やプロフェッショナル向けに提供される高解像度ヘッドマウントディスプレイだからです。片目あたり4K解像度のディスプレイは、一般のユーザーが娯楽のために楽しむという枠を超え、超越的な没入感が必要とされる航空訓練や自動車業界で活用されています。また産業用に複数人が使うことを想定しているため、ユーザーに応じて目と目の間の距離や視力の度数を自動調整する機能が備わっています。
高いディスプレイ技術
「XR-4」では、高解像度ディスプレイと従来のディスプレイを組み合わせた「Bionic Display」技術を採用しています。この技術は、人間の眼に近い解像度を部分的に再現し、目の前に画面があることを忘れさせるような表現を可能にしています。
またXR-4の前部には超低遅延のカメラが2つ備わっており、撮影した目の前の光景を瞬時に仮想コンテンツと合成し、目の前のディスプレイに表示させています。これにより人間が目で見たときと変わらない動作を表現しています。
幅広いアプリケーション対応
「XR-4」は標準機能として、「Unreal Engine」や「Unity」など数百のゲームエンジンや3Dプラットフォームに対応しています。これにより業界問わず様々な専門分野での利活用が可能となっています!
まとめ
いかがでしたか?
XR-4は基本的に産業用の製品なので個人的に体験するのは難しいですが、宇宙飛行士の安全な訓練などに導入され未来の産業を陰から支えています!
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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