著作者:grmarc/出典:Freepik
一時期「人は見た目が9割」という本が流行りました。この本は、説得力は話の内容よりも見た目に依存するということを説いた本で、確かに人の第一印象は記憶に鮮明に残りますよね。そんな大事な見た目の一つを占めるのが「髪型」。
ということで今回はAIとARを使った髪型のシミュレーションについてご紹介していきます!
AIフィルターで髪型提案
【らしさ ヘアスタイルデザイナー】
らしさヘアスタイルデザイナーは簡単にヘアスタイルのシュミレーションができるアプリです。このアプリの強みはズバリ種類の豊富さ。髪が短い時や長い時、セットなどはもちろんのこと、「全体的に黒髪で、前髪はおろして眉までの長さ」、といったように細かい指定をしたいときは該当箇所をスライドさせることで自分で調整することが可能です。このように自分の好みにカスタマイズできるフィルターを提供してくれるため、よりリアリティをもって細かく髪型を選ぶことができます。
またウィッグのシミュレーションもサポートしており、雰囲気を確認すると同時に値段と商品名も表示されるのに加え、そこからワンタップですぐ購入することも魅力のひとつです。
【Beauty Plus】
Beauty Plusは一時期流行した加工アプリ。自撮りの写真にメイクできるイメージが強いかもしれませんが、実は髪型を変更できる機能もあるんです。このアプリの特徴は何と言ってもその使いやすさ。直感的でわかりやすいデザインが採用されているため、写真を取り込むことで自動で髪の毛の位置を特定し、別の髪型や別の色を試すことができます。ただ髪の毛の色合いのみで髪型を提案してくれるのではないのでそこは注意が必要です。
【PERFECT 髪型】
紹介したサービスは個人向けの物が多かったですがこちらは法人向けのサービス。より高性能なAIがユーザーの髪色や骨格を捉え、様々な髪型シミュレーションを提供してくれます。その場で撮った写真からシミュレーションをしてくれる機能もあり、実際の現場でお客さんと対面しながらも使えるサービスです。
こちらは法人向けのサービスとあって、様々な企業で導入されています。例えば家庭用ヘアカラーを販売する会社では、店頭に染め上がりの髪色を確認するための疑似的な毛束を陳列していましたが、お客さんの元の毛色によって仕上がりが変わってしまうことが問題とされていました。そこでこのARとAIを用いたシステムを導入し、AIがそれぞれのお客さんの髪色を認識して仕上がり結果を提示してくれるというサービスに変更しました。
このように「個人が色々な髪型の自分を見てみたい」というニーズだけでなく、髪に関わる業界全体でARでの髪型シミュレーションが用いられています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ヘアモデルの髪型がたくさん載っている雑誌やインターネットで検索をしてそこから自分の髪型を選んでいたことが段々と過去の話になってきています。技術の進歩、AIの発達には要注目ですね!
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