“見える視点”から”見たい視点”に!:ボリュメトリックビデオ

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皆さんは「ボリュメトリックビデオ」という言葉を聞いたことはありますか?口に出すと思わず噛んでしまいそうになるこの言葉、実は近年注目されている技術なんです。

今回はボリュメトリックビデオの特徴や事例をご紹介します!

ボリュメトリックビデオとは?

ボリュメトリックビデオとは、複数のカメラを使って被写体を撮影し、それらを合成して動きの3Dモデルを作成する技術です。

なかなか文字では想像しづらいかと思いますので、こちらの動画をご覧ください。

いかがでしょうか?まるでカメラが空中を移動しているかのような自由な視点から迫力あるプレーを見ることができますよね!こういった映像はスポーツ中継のリプレイ映像などに既に導入されています。

以前の映像技術ではシーンに合わせて複数のカメラを切り替えて映す手法が一般的でしたが、この手法では視点がカメラのある位置に制限されてしまい、

この視点から見たいのに…

といったモヤモヤが残ることがありました。

しかしこのボリュメトリックビデオでは、360°に配置された複数のカメラで撮影した映像から3Dモデルを生成するため、実際にはカメラのない位置や角度からでもコンテンツを見ることが可能になるのです。

野球のキャッチャーが受ける球の迫力、サッカー選手やバスケ選手のもつ視野の広さ、バレーボールの強烈なアタックなど、「見える視点」から「見たい視点」に移り変わる日もそう遠くないかもしれません!

どんなところで使われているの?

ではボリュメトリックビデオはスポーツ以外にはどういった分野と相性がいいのでしょうか。

例えばエンタメ業界では曲のMVやダンスなど、演者の動きをよりダイナミックに見せたい場合に活用されています。ドローンでも同じような視点の映像が撮れますが、ボリュメトリックビデオではパフォーマンス”後”に視点を動かすことができるので、演者の納得のいくカメラワークに編集できる点が魅力的です。

またほかにもメディア業界では、遠くにいる人とまるで同じスタジオにいるかのように共演したり、視聴者が視点を自由に動かして見たい視点で見られるLIVE配信などの活用が期待されています。

まとめ

今回はボリュメトリックビデオについて取り上げました。

一般的に用いられるようになるにはまだ課題がありますが、もし見かけた際はこの記事を思い出してもらえると嬉しいです。

それでは!

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