「XR CHANNEL」とは
XR CHANNELとはデジタルのマーケティングを行う企業「SoVeC株式会社」が提供する次世代のARアプリです。このアプリでは、VPS(Visual Positioning Service)技術を駆使して、現実の空間にデジタル看板やナビゲーションを投影することができます。
そのため、このアプリは様々な企業や自治体とコラボして、その団体のイベント集客、商品の宣伝、地域活性化などのPR活動を行うプラットフォームとなっています。今までであればPRの手法としてテレビCMやポスター、SNSの活用などが一般的でしたが、このようにARで広報活動を行うことも一般的になってきているんです!
「XR CHANNEL」の特徴
そんなXR CHANNELの最大の特徴は、高精度のVPS技術です。この技術はユーザーの周りの風景と3Dマップとを照らし合わせることで、今ユーザーがどこにいてどの方向を向いているのかなど正確な位置を特定することができる技術です。これにより、周りの風景に画像や映像を重ね合わせて表示することが可能になります。
よく対比される技術としてはGPSがあります。GPSも同じくユーザーの位置を特定できる技術ですが、人工衛星からの電波を利用しているので、電波の届かない屋内や地下では正確にその位置を特定することができません。一方でVPSは周りの風景を画像認識して3Dマップと照合するので、データ通信ができない場所でも活用することができるのです。
「XR CHANNEL」を用いた事例
まずはこちらの動画をご覧ください!
どこが現実の映像でどこがCGかわかりましたか?
この映像は、JR東日本が2022年に鉄道開業150周年の節目を迎えたことを受け、上野駅にて開催した「超駅博 上野」というイベントの映像です。ここでは、今ではあまり見かけなくなった昔の電車の車両が上野駅のホームに止まっている様子を再現しています。
このように見る位置や電車との距離が変わっても現実のものと寸分違わず表示できるところまでARは進化しているんです!
まとめ
今回はARを使った新たなPR手法とその事例をご紹介しました。
現実空間と仮想空間の見分けがつかなくなる世界がもうすぐそこに迫ってきているのかもしれません!
それではまた次の記事でお会いしましょう。
コメント