人口減少、少子高齢化、労働不足など今様々な問題を抱えている地方都市。そんな地方都市を活性化させるためのPRコンテンツのひとつとして今AR/VRが注目されています!
今回は地域活性化にAR/VRがどう役立つのか、実際の事例と併せてご紹介していきます!
AR/VRを採用する理由
そもそもなぜ地域活性化にARやVRを利用するのでしょうか。3つのポイントに分けてみていきましょう。
話題性による集客力
AR/VR技術は比較的新しい技術であるため、人々の関心を惹きやすいという特徴があります。特に20代や30代に対しては、デジタル技術に対する抵抗感が比較的少ないと考えられるため、より訴求力があると考えられます。さらに、ARを使ったスタンプラリーなどのキャンペーンは、子供の興味をかき立て、親子での参加を促す効果が期待できます。
AR技術の視覚的効果
AR/VR技術はテキストから動画まで多彩な表現が可能です。したがって単に説明文のプレートを設置するよりも視覚に訴える展示をすることができます。例えば、今は無き歴史的な建造物を原寸大で再現したり、その歴史的なストーリーを表現したりするなど、より多くの人に興味を持ってもらえる情報を提供しやすいというメリットがあります!
AR技術のコストパフォーマンス
AR/VR技術では既存の物体や建物に情報を追加できるため、設備や施設の大規模な改修が不要です。さらに来場者は自身のスマートフォンを使ってコンテンツを体験できるため、専用の機材を取りそろえる必要もありません。このように実際に必要となるのはコンテンツ制作費用だけになるので、コストパフォーマンスが高いといえるでしょう。
それでは実際に事例をみていきましょう!
ARによる地域活性化 実例
群馬県
群馬県渋川市にある黒井峯遺跡は国の史跡に指定されている古墳時代後期の遺跡。ここでは、スマートフォンを使い当時の集落を再現するARアプリが提供されています。アプリには黒井峯遺跡についてのナレーション解説や榛名山の噴火再現映像などのコンテンツが含まれており、ビューポイントを巡ることでオリジナルフォトフレームをプレゼントするサービスが注目を浴びました。
神奈川県箱根町
こちらは人気アニメ「エヴァンゲリオン」と箱根とのコラボレーション。物語の舞台である「第3新東京市」のモデルになっている箱根は、エヴァンゲリオングッズを取りそろえるショップがあるなど「エヴァの街」としても知られています。ここでは、GPSとARを活用したスタンプラリーが行われ、箱根各所にあるスタンプポイントに行くとエヴァンゲリオンのキャラクターが3Dで登場するという聖地巡礼のイベントが開催されました。
北海道江差町
江差町は北海道の南西部に位置し、北海道民謡として有名な「江差追分」が生まれるなど北海道文化の発祥地として有名なところ。ここでは、町内の観光スポットにVR・ARスポットを設置し、町の歴史をリアルに体験できるVRコンテンツを提供しています。またこれに伴いフリーWi-Fiスポットも多く設置されるなど、観光客にとっての利便性も向上しました。
https://esashi.town/info/chirashi_vr.pdf
まとめ
いかがでしょうか?
このようにAR技術が地域活性化の一助となっています。これからも多くの地域にこのような施策が取り入れられるといいですね!
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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